あー、今は戦うトコじゃねぇです。
案あるんで、任せてもらえます?
あー、今は戦うトコじゃねぇです。
案あるんで、任せてもらえます?
(No.849 – ストリンダー ハイ)
リチャード
リチャード
旅するミュージシャン。見かけのわりに冷静沈着で思慮深い性格。
やや癖のある敬語で喋る場面が多く、いまひとつ食えない印象。
電気信号のように0か1かのデジタルな白黒思考の持ち主で、ミュージシャンだが合理的であり、ロマンにはあまり理解を示さない。
◇一人称
俺
◇二人称
あなた・貴殿
◇好き
アコギの音色
◇嫌い
デジタルな音色
◇特技
流行を嗅ぎ取る
小さなPCさえあればどこでも作曲できる今どきのスタイル。旅の中で培った広い視野を駆使して流行を嗅ぎ分け、現在のニーズに合った楽曲を提供して活動している。自分の作風へのこだわりが薄く、データを駆使して創作を行うため売れる作品をつくるのは得意だが、その作品に思いは込められていない。
トニカ曰く「技術はスゴイが、なぜかソウルにまったく響かない」。不仲ではないが波が合わないので、あまり関わらないようにしている。
また、機械系エンジニアとしての造詣も深く、電気楽器やスピーカー等の製造~販売~営業活動も行うことで日銭を稼いでいる。
直情的なメンバーの多いパーティーの中でひときわ冷静で理論派なため、パーティーのブレインと経済面を担当している。
科学力で身に着けた、毒と電気を操る力で戦う。戦闘力は他のメンバーに比べて少々控えめだが、パーティーの穴を埋めるように丁寧に戦況を整えていく。そのスタイルはまるで詰め将棋やチェスのよう。
話は何十年も前に遡る。もともとリチャードは自然な音を愛するミュージシャンだった。アコースティックギターの奏でるアナログな音に、広々としたガラルの自然を感じるままにのせて歌をつくっていた。
彼が若かりし頃、ガラルに大規模な産業革命が起きた。それぞれの家庭で手工業で行われていた仕事は工場で大規模に行われるようになり、仕事の機械化が発達していった。
機械化の波を受けて職を失うことを恐れた手工業者や労働者達は、工業機械を壊すことで抗議を行った。長い年月をかけて育てた技術や居場所を無くすかもしれないという恐怖は、倫理や理性を超えた活動へと駆り立てた。
はじめは遠巻きに眺めていたリチャードだったが、産業革命の波はいずれ彼のもとにも押し寄せた。技術の発展は楽器にも影響があり、アナログからデジタルへと変遷し、演奏技術やそれを聴くための場面や媒体が変化し、「音を創る」といった新たな概念も生まれていった。
幸か不幸かリチャードは感性が鋭かったため、このまま発展が進めばアナログ独自の価値も時代と共に消えてしまうことに気づいていた。
それから長い年月が経ち――
現在、彼は最新の技術を駆使して音楽活動を行っている。
彼曰く「負けた」とのこと。
トニカ
互いに認知はしているが、出会ったことは無い。音楽性の違いをお互いに認識しているので、技術力は認めているがあまり関わりたくは無い模様。
紗月
出会った頃は毎晩迫られてうんざりしていたが、あしらい続けると次第に絡まれなくなった。実年齢を嗅ぎ取られている模様。
ナナちゃん
取り憑かれたのは老後。肉体年齢を破壊活動当初に固定され、実質不老不死となった。過去を正しく受け入れた瞬間にリチャードは死ぬ。
烏丸姉妹
姉妹ともに何かとバランスのとれた相手。互いに自立心と冷静さを兼ね備えているため、この二人が居ればキャラバンは安泰。
アウディ
どこか食えない雰囲気のリチャードに対して初めは強い不信感を抱いていた。今では二人でパーティーを見守る立場に居る。
ジャック
一緒に居る場面が多いのに、互いにどう接すれば良いのか分からず気まずい場面が多い。戦闘中はアクティブなのだが…
豪手
互いに居心地の良い相手で、別れて行動する際はこのペアが組むパターンが多い。社会的な会話が多いが、雰囲気は良好。
名前の由来について。
リッチー・ブラックモア…ディープパープルの初期を率いたギタリスト。彼の本名がリチャード。紫だしギタリストだし丁度良いんじゃないかなって。
あと彼の社会派・反体制派のパンクな思考はイギリスのパンクバンド「セックス・ピストルズ」が元になってます。主張するために奏でる人々。
モチーフ①:ラッダイト運動
1800年代初頭、イギリスで本当に起きた破壊活動。主に織物工業の分野で、機械化による失業を恐れた手工業者や労働者が、織物工場の機械を破壊してまわった。 民衆を奮い立たせた詩人も実在する。
モチーフ②:ネオ・ラッダイト
我々が対面する現代の問題。 主に情報技術の進化により、個人当たりの消費者としての暮らしが充実するのに反比例して、労働者としての暮らしは長時間低賃金化している。 これを止めるため、技術革新を制御すべきでは?という考え。
モチーフ③:ニューエコノミー経済
モチーフ②に掲げたような、現代の経済問題。これに対する選択肢は3つ。 1.技術革新を止める 2.現在の進化を最後まで受け入れる 3.両者のバランスをとれる点を探す ナナちゃんが指摘しているのはこれ。
技術革新が二度起きるのって200年ぐらいかかります。それでもリチャードが若い姿のままなのは、ナナちゃんに呪われているから。 「次世代の技術革新をその目で見て、もっかい考えてごらん」という意図で彼を不老にしています。歴史の証人として、次の世代を導いて欲しいのだと。


