ひとりじゃない、なんて安っぽい
表現をするな。私達は『一人』だ。
ひとりじゃない、なんて安っぽい
表現をするな。私達は『一人』だ。
(No.693 – ブロスター)
みずき&キュウビ
みずき&キュウビ
山犬のような獣を引き連れた、孤高な印象の少女。獣の名前はキュウビ。
少女と獣のペアで旅をしており、人との関わりは少女が、旅の障害となるものは獣が解決をすることで、幼いながら厳しい旅路を乗り越えている。曰く、人を探しているとのこと。
◇一人称
私達
◇二人称
おまえ
◇好き
お互いのこと
◇嫌い
村の人々
◇特技
無表情な大道芸
人里離れた山奥の小さな村で、三人家族でひっそりと育ってきた。その村では時代錯誤な神様が奉られ信仰されており、そのせいか時おり不思議な力を持つ子供が生まれる。彼女もその一人。
彼女の家系には数代に一度、獣と心を通わせる力が宿る。その力を宿すものは、物心ついたころに一匹の獣と運命的な出会いをし、そのまま生涯の伴侶になるという。みずきとキュウビも山奥で突然出会い、特別な積み重ねは何も無かったが、出会った瞬間に運命を感じ、それ以来ずっと一緒に過ごしている。
その信頼関係や一体感は常軌を逸しており、まさに「心が通じ合っている」という表現がピッタリ当てはまる。指示や命令を行わずとも獣のほうから自発的に動き、その行動のほぼすべてが互いのシナジーとなっている。操るというより自分の身体の一部というほうがふさわしく、まさに片腕。
人間とあまり関わらず獣とばかり過ごしていたためか、どうやら村では理不尽な扱いを受けていたらしい。
人里離れた山奥の小さな村のように、隔離された小規模なコミュニティでは自分達の領域を守るため、少しでも違和感を感じるような異分子は協力して追い出すような構図になりがちである。これらは一概に愚かな事とも言い難く、コミュニティの崩壊がその地帯に住む人々の全滅に直結するため、必然的に保守的な行動しかとれないともいえる。
コミュニティの円滑な存続には、人間同士の密なコミュニケーションが必要不可欠。みずぎ達の一族が『異分子』としてみなされたのは、このためである。
不思議な力を持つ子供が生まれるという点では問題無かったのだが、その力の内容が「その一族だけ、人間より言葉の通じぬ獣との コミュニケーションを最優先にしている」という点が、村人からの不信感を買った。
そんな彼女のもとに奇妙な話が舞い込んだ。
遥か北西の国、極寒の地に住む少年は、自分と似たような境遇にありながら、ついには異なる種族の生物と文字通り「ひとつになれた」らしい。
そんな夢みたいな話があるだろうか。自分ひとりを追い出すために、村人たちがこぞって嘘をついているのかもしれない。
だが、このまま辺境の地で一生を終えるには、彼女にとっては長すぎる。「慣れている」以外に利点の無い場所でズブズブとゆっくり沈んでいくくらいなら、一抹の希望に賭けて外に飛び出した方が幾分かマシな人生が送れるだろう。
あまりにも薄っぺらな情報だけを頼りに、彼女と一匹は「ひとつになる」ため村を飛び出し、国を飛び出した。
名前の由来について。 水月、鳩尾。どちらも急所の「みぞおち」を表す言葉。 水のつく言葉で、撃ち抜いている感じの言葉を使いたかった。 水月はホントは「すいげつ」と読むけど、 そのへんは語感優先でもじりました。
ブロスターの原型のモデリングに惹かれて、 実デも待たずに一気に練り上げた子です。 片腕のキャノンを別の生物に仕立て上げて、 その子と一心同体という設定にしたら… そんなアイデアを膨らませてつくってみました。
いさなちゃんと同じ村の生まれでありながら、 生まれつきの特殊能力のせいで村八分にされてしまった子。 もしもいさなちゃんが闇落ちしてたら…みたいな 仕上がりになりました。
描いておいてなんですけど獣がマジでムズいので 二度三度描くことはあんまりなさそうです。

