星空のうさぎが満天の灯火に
筆の裾をひらひらと結ぶのです。
星空のうさぎが満天の灯火に
筆の裾をひらひらと結ぶのです。
(No.671 – フラージェス)
lillili
lillili
自然界に漂うエネルギーが植物に宿り、人の形を模して生まれる精霊のような生き物が存在する。彼女達の役割は、周囲の植物を操り、自然界のバランスを調整し、科学と自然が共存できる世界を保つこと。
そんな種族の彼女は、スラリと高く若々しい身体とは裏腹に樹齢200前後。
◇一人称
私 ※推定
◇二人称
あなた ※推定
◇好き
花を咲かせること
◇嫌い
言葉を交えること
◇特技
どこまでも歩ける
アーティスティックな感性を持つ寂しがり屋の彼女は思考に偏りがあり、「科学と自然が存在する”割合”」だけを目的とした調整しかできていない。そのため、人が住んでいる屋内に草花を生い茂らせるようなこともしてしまう。
言葉を媒介としたコミュニケーションがとれず、単語と単語の繋がりが意味を持たないような文しか綴れない。誰にも伝えられずに秘められた感情は、彼女が操る植物に込められて溢れ出し、色鮮やかな作品となって咲き乱れる。
過去に、積りに積もった虚しさや寂しさといった感情が爆発し、都会の中心に突如巨大な花畑を生い茂らせ大規模な交通事故を引き起こしたことがある。
罪悪感ばかりを持て余してさまよう彼女は、今日もどこかで作品を溢れさせている。街中で時折見かけるコンクリートの裂け目に咲く花は、彼女が抑えきれなかった感情の名残なのかもしれない。
本人は危害を加えたいわけでもなく、 なぜ無差別に花々を咲かせてしまうのかも分からず、 ただそこに存在するだけで街の人々から迷惑がられてしまう。
当てもなくさまよい続けるlilliliが 長い時間をかけて辿り着いたのは、 ビル群の陰に潜む廃墟、その中に隠された植物園だった。
それはただの植物園ではなく、 lilliliと同じ種族であるRaphaelが 「ふしぎなハッパ」を栽培するためのプラントだった。
Raphaelはlilliliに攻撃の意思が無いことを把握すると、 ゆっくりとコミュニケーションをとりはじめるが、 lilliliの特性のためまったく会話が成り立たない。
lilliliの表情を見れば一生懸命なことは伝わるが、 口から紡がれる言葉は単語同士が紐づかず、 わけのわからない文章が形成されていくだけ。
Raphaelが会話でのコミュニケーションをあきらめると、 lilliliは静かに泣き出し、そこらじゅうに花々が咲き乱れた。 ここで初めてRaphaelは、lilliliが自分と同じ種族だと気づく。
このまま街に放ったところで居場所は無いだろう。 会話こそ成り立たないが、自分と同じ種族の彼女のことだから、 自分のプラントを運営するのに何かしら役に立つのでは? そう考えたRaphaelは、lilliliを自分のプラントで 保護することに決めた。
今ではlilliliはRaphaelの助手となり、懸命に働いている。 やはり会話は成り立たないが、じっくりと時間をかけて Raphaelは少しずつlilliliの気持ちが読み取れるようになっている。
Little ‘Raphael’ Junkey
行き場を失っていたところを拾ってもらった。恩人かつ姉貴分。現在はRaphaelのプラントで働かせてもらっている。
名前の由来について。
この種族はRaphaelと合わせて英文字にしよう、なおかつ可愛らしい響きで面白い見た目の名前にしよう…と考えてこんなんなりました。見た目が葉脈や蔓っぽかったり、lilyを想起する名前だったり。
みあんさんの花畑ナイズで生まれた子。Raphaelの相方・ワードサラダをテーマにしたキャラクター…という着想自体は元からあったので、それを絡める形になりました。もともとワードサラダキャラはもっと機械っぽいキャラで行こうとも考えていましたが、植物とサラダっていうのもちょうどいいし。
Raphaelと同種族ですが、lilliliのほうが花を咲かせる能力はズバ抜けています。衣装も同じく植物を糸のように纏わせてつくったものなので、やっぱり実質ハダカです。小さい姉貴分とノッポの妹分による凸凹コンビがまた可愛い。
ちなみにストーリーの着想元は「ド根性大根」です。アスファルトを裂くように地面から生えていて、ニュースにもなっていたアレ。あんなごんぶとのニュースからこんなメルヘンな子が生まれました。アイデアはどこに転がっているかわからんもんです。
