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…………………………………………そうね。
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…………………………………………そうね。
(No.282 – サーナイト)
かざみ
かざみ
いつも静かに笑っており、穏やかな雰囲気を醸し出している。時間が止まったような町はずれの家にひっそりと住んでおり、たまの来客に紅茶を振る舞い、ゆっくり会話を交えるのが趣味。
丁寧で静かなその立ち振る舞いからは、上品な印象を抱かせる。一方、どんな状況でも崩れることのない笑顔や、あまりにも出来すぎた所作からは、人間らしさがまるで感じられない。
◇一人称
私
◇二人称
~君 or ~さん 等
◇好き
紅茶・おもてなし
◇嫌い
人に迷惑をかける事
◇特技
手品の種を見破る
観察眼が非常に鋭く、目から入る情報は一通りすくい取って彼女の頭に刻み込まれていく。こうして得られた情報は、相手が望んでいるものを提供するために用いられる。「人をもてなすこと、人のために役立つこと」が彼女にとっての生きがいであり、アイデンティティである。
話し方も独特で、一つ一つ言葉を選ぶように文を紡いでゆく。「過保護な先生」のようなイメージ。敬語は意外と少なめ。じっくりと思考を巡らせて、長い沈黙の後に口を開く。
そして、その思考はすべて相手に漏れ、なにもかも包み隠さずそのまま伝わってしまう。
「心を読まれてしまうこと」「心を読まれているという事実に、自分は気づけないこと」これが彼女に課せられた能力であり、呪いである。
閉鎖的で歪んだ家庭に産まれ、常に親の顔色を窺って育った。
「もう怒らないで…」
「どうしたら笑ってくれるの?」
「どうか私を見捨てないで」
「きっと役に立つから!」
そんな環境で過ごしていたせいか、観察眼や記憶力が磨かれ、相手の機嫌を損ねない処世術ばかりが身についてきた。
自立した今でも、現在の人間関係を失うことを恐れるあまり「嫌われないこと」を最も優先し、気づかいに異常に固執する。相手の意見に合わせるために、自分を曲げることも厭わない。
表情は目を閉じた笑顔のまま固定され、感情を露わにしない。あらゆる仕草が人に見られることを意識しており、弱みや醜いと感じ取られるような姿を決して人に見せない。誰かと同じ部屋で眠ることすらできず、実際にその状況に陥った
時には、じっと寝たふりをして夜が明けるのを待っているほど。
そんな中、もともと強い超能力を持つ種族に産まれた彼女に開花した能力が「心を読まれる能力」である。
・本人は心を読まれていることに気づけない。
・周囲は心を読んでしまうことを本人に知らせられない。
・周囲の人同士で「心を読んでいる」事実を共有できない。
このルールを押しつける超能力のおかげで、彼女自身も周囲から気をつかわれることで、お互いの心の均衡が保たれている。
「人からどう見られるか」を常に意識して、自分の意見を持たない様子はまるで風見鶏。彼女の心が爆発するのが先か、それとも彼女が本心を打ち明けられるのが先か。
お互いに本心を伝え合い、受け止め合おうとする姿勢をみせたとき、この能力は必要なくなるはずである。
トニカ
頻繁に顔を出してくれるので、話し相手として受け入れている。心の声は駄々洩れだが、トニカはまったく気にしていない。
ケレン
悩み多きケレンのカウンセラーをしているが、心の声が漏れている。逆にケレンはそれに気をつかうので、関わるほどに関係がこじれる。
フリクション親子
ビズ(親)と年齢が近く、ちょうど良い話し相手になっている。わりとフツーの井戸端会議みたいな話をしている。珍しく気楽な仲。
シックス
本業はシックスが経営するケーキ屋チェーンの秘書。互いの関係はあくまでビジネスといった具合。私語が一切無い。
ナナちゃん
時おり誰かと一緒に遊びに来ては、一方的にしゃべりまくってくる。かざみさんとしてはかえって気楽なので歓迎している。
イオン
たまにかざみさんの家でお茶会をする仲。その話題はいたって平凡な世間話ばかり。
名前の由来について。
相手に合わせて自分の意見をコロコロと変える人物を「風見鶏」と例えることから。 周囲に気を使いすぎて自分の意見を持てない彼女の象徴。
キャラ設定の発想自体はたぶん一番古いです。「相手を思いやるからこそ隠している言葉って多いけど、もしそれが漏れてしまっても相手に優しさは伝わるのだろうか」みたいな着想だったと思う。みんなもっと本音の割合多めで話し合えるようになったら楽に生きられるようになれるんじゃないかなーっていう願いが込められています。
なお、「サトラレ」っていう漫画を知ったのは、この設定を思いついたずっと後のことでした。
思考のベースが似通っているケレンとの絡みが多いです。SNS疲れのケレンのカウンセラーとして関わっていくかざみさんですが、心の声が駄々洩れでかえってケレンに気をつかわせてしまう悪循環。お互いに人を信じることのできない二人が気楽に生きられるのはいつの日か。
