高層ビル群、行き交う人々、汚れた空気。多くの人がすれ違うが、住んでいる人はごく僅か。時空が乱れており、太陽の出る時間が異様に短い。
12人の主人公はこの街で暮らしている。
治安と人間模様
多くの街と繋がるターミナルとなっている。様々な人々が、それぞれの目的でこの街を通り過ぎていく。
大通り周辺は人が多いため厄介事には巻き込まれにくいが、裏路地に足を踏み入れると無法地帯の魔境が広がっている。
助けを求めても、誰も振り向かない。みんな自分のことで精一杯。
それがこの街の暗黙の了解である。
乱れた時空
この街に近づくにつれ、徐々に不思議な感覚に襲われるはずだ。
原因は日照時間の変化。地軸の関係ではなく、原因不明の時空の乱れによりこの街だけ太陽が出ている時間が異様に短い。
午前9時から午後3時までが昼と夕方、残り18時間は夜と明け方で構成されている。
車や建物の人工的な明かりが織りなすブラーとうっすらと青く輝く明け方の空の美しさから、ブルー(blu-r / blu-e)シティと呼ばれている。
崩れ続ける街
“何か”が不完全で不安定なこの街では、頻繁に建物の一部が”自然に”崩壊する。比較的人通りの少ない箇所にひびが入ったりガラッと崩れ落ちたり。だが、皆が興味を失った頃にいつの間にか戻っている。
この現象が原因で事故が起きることは非常に稀であるため、街の人々はいつしか気にしなくなった。